the Legend 作品解説
《the Legend 〜光と闇の物語〜 作者による作品解説》
『the Legend』は、お手軽PRG風ライトファンタジーです。
いろいろな種族が共存し「剣と魔法の力」が実際に行使される、設定はありがちだけれどもオリジナルな世界が舞台です。
『the Legend』は、現在世界最強の魔道士である主人公チャーリー・ファインが、元世界最強の魔道士であり彼女の育ての親兼魔法の師匠でもあるガールディー・マクガイルと対決し、世界を破滅から救うまでの物語です。
ガールディーはこの世界では畏怖の対象とされる『闇』にとり憑かれて全てを破壊しようとしているようです。そのために、世界全体を巻き込む大戦を起こそうと画策しています。
チャーリーは『闇』を払うために必要な8つの宝石と8人の勇者を、探すことになります。
『the Legend』には、
「やたら自信過剰で強気で傍若無人な魔道士」チャーリー(一部で不評…)や、
「底無し胃袋で並外れた怪力をもつ格闘家」ヴァシル・レドア、
「ござる言葉でカタナを操る名剣士」トーザ・ノヴァ、
「ベタな関西弁で金にうるさい盗賊」コランド・ミシィズ、
「真面目一直線で純情そのものの世間知らずな皇子様」サイト・クレイバー、
といった面々が登場します。
その他にも色々なところで型にはまったキャラクター達が多数(多すぎますが)登場します。
『the Legend』は、作者が言うのも何ですが展開の遅い小説です。
第10章を終えたところでようやく「宝石探しに本腰入れようか」というあたりですので、その遅さが伺い知れようというものだと思います。
本筋とは関係のないシーンがいっぱいあります。やたら食事してたり、しまいにはトランプで遊んでたりします。小説に物語の大筋と関係のない描写が混ざることが嫌いな読者様には読むに堪えないものと映るかと思われます。
でも、『the Legend』の本質は作者としてはそちらにあると、思っています。
キャラクターの一人一人が思ったりしたりするちっぽけで当たり前なことがらを、物語の流れを滞らせてでも描写する。
『the Legend』はそんな妙な小説です。
以上の作品解説で興味を持ってもらえたならば、どうぞ『the
Legend』の世界へ。
主人公チャーリー・ファインやその仲間達と長い長い旅をお楽しみ下さい。
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