オリジナルキャラに25個の質問−Ver.Axelrod
オリジナルキャラに25個の質問[ Ver.Axelrod ]
 こんな辺鄙なトコまでよく来たな。まあ、適当に座ってくつろいでくれ。これからアンタに25個の質問をする。なるべく正直に答えてもらいたい。じゃあ、いくぞ。

01.まずアンタの名前からだ。ニックネームや二つ名なんてものもあるのならそれも聞きたい。
サイト・クレイバーです。仇名や通り名のようなもので呼ばれたことは…同族の者から『皇子』と呼ばれることはありますが、そういうことでしょうか?
02.年齢、生年月日、血液型、身長、体重、職業、家族構成…基本的なデータだな。はっきりわかってるものだけで構わないぜ。
年齢は121歳です。身長は…同世代と比べてもかなり低い方なんです…実のところちゃんと比較するとチャーリーさんよりも少し低いぐらいで…。体重は人並みなんですが…。職業ですか? 剣士なのですが、善竜人間族の皇子として認識されることの方が多いようです。家族構成、母上は私が誕生してすぐに他界されてしまったので、現在は父上と二人で暮らしています。兄弟姉妹はいません。
03.髪の色、ヘアスタイル、瞳の色、その他諸々、他人から見てもそうとわかる特徴について教えてくれ。
銀色の髪に、蒼い瞳。この組み合わせは世界でも『光』の竜の一族だけが生まれながらに持つものであり、善竜人間族の王族である身分を証明する何よりの特徴となります。その他に特徴と言いますと…男性にしては色が白い方だと言われたことがあるぐらいでしょうか…。
04.服装についてだ。アンタが『作品』の中で普段どんなカッコウをしてるのか。画像とかがあるならここで見せてもらいたい。
純白の生地で仕立てた略式の礼服に、銀糸縫い取りの青いマントを身に着けています。
05.アンタが大事にしてる道具について。武器、防具、装飾品、小物…種類は問わない。特別愛着のあるものについて話してくれ。
父上から譲られてまだ三月ほどしか経っていませんが、クレイバー王家の紋章が彫り込まれた長剣が私にとっては一番大切な物です。善竜人間族の王族に代々伝えられて来た、それは由緒正しい剣なんですよ。

 なかなか真面目に答えてくれているようだな。助かるよ。質問はあと20個だ。もうしばらくお付き合い願うぜ。

06.定番の質問だが…アンタの『長所』だ。他の奴より優れている、これだけは誰にも負けねえ自信がある。それは何だ?
他の人より優れているところ、誰にも負けないところですか…そのようなもの、私にはまだまだ…『光』の竜の王族の一員として恥ずかしくない人間になれるよう、人格的にも技能的にも日々たゆまぬ努力は続けておりますが…それは当然のことですし…。
07.次は当然『短所』についてだな。はっきりと他の奴より劣っている、これだけはどうしても乗り越えられない弱点だ。…それは何だ?
主に性格面での弱さ、でしょうか。軽率な言動を極力避けるために思慮深く行動するべきだと気負うあまりどんどん考え方が後ろ向きに…過ぎたことをくよくよといつまでも思い煩ったり、正しいときに正しい決断をきっちりと下す瞬発力に欠けていたり…いずれ父上の跡を継いで王となるのであればこのような欠点は今すぐにも矯正するべきなのでしょうが…。
08.アンタの『性格』。自分ではどう思う。他人からはどう見られてる?
一言にまとめるならば『優柔不断』、ということになります。他の皆さんから見てもそのような評価になるのではないでしょうか。あるいは真面目過ぎて融通がきかない、とか、もっと簡単に表現するなら石頭で面白くない人間だとか…。
09.その『性格』で「トクをした」ことはあるか? 逆に「ソンをした」ことは?
あらゆる場面で軽はずみな言動をとることをまず間違いなく避けられるという点では「トクをしている」のかもしれませんが、決めるべきときに決めなければならないことをなかなか決められなかったりして周囲に迷惑をかけることもあるという点を考え合わせると同じ要素で「ソンをしている」ことにもなるわけでして…。
10.アンタはどうしてそんな『性格』になったんだ? 昔々に『誰か』の影響を受けたのか…あるいは『何か』があったのか。話してみるかい。
そうですね、私にとって最も影響力のある人物は父上なのですが、父上はどちらかと言うと私とは正反対と言っても良い性格の方ですから、父上の影響ということはあまり考えられないかもしれません。私の性格はおそらく母上から受け継がれたものなのだと思います。そのように考えるとこの性格をここまで厄介者扱いすることには罪悪感を覚えてしまうのですが…

 ちょっとめんどくさい質問が続いたかもしれねえな。まあ、質問はあと15個だけだ。もうしばらく我慢してくれ。

11.アンタに『親友』はいるかい? 普通のダチとは別格、二つと無い絆で結ばれた特別な存在だ。聞かせてもらえるか?
残念ながら、『親友』とまで表現出来るほどに深い絆で結ばれた友人はおりません。同族の者はどうしても私が皇子であるが故にどこか一歩退いたような態度でしか付き合ってくれませんし、無論それが善竜人間族として正しい姿勢なのでしょうが、やはり少しは寂しいものです。それでは他種族の方々とはどうかと考えますと…これまであまり城からは出ない生活を送っておりましたので、他種族の知人の人数そのものがとても少なくて…。それ以前に、『親友』とは一体どのようなものなのか、即答出来ずに考えてしまうあたり私にはまだそのような存在がいないことを明確に物語っているのでしょうね。
12.『親友』じゃないダチのことも聞かせてくれよ。…ん? ああ、『ご友人』ってコトだな。たくさんいるかい。何人でも紹介してくれ。ダチは多い方がいい、賑やかで。
城に出入りしている中でも、同年代の者とは普通に仲良くしています。私の立場を考えると、年上過ぎる者はすっかり恐縮してしまい、年下過ぎる者は完全に緊張してしまうようで…。他種族の方の中では、シェリイン村に住んでいる皆さんとは特に親しく付き合わせていただいていると、…私は思っているのですが…。世界最強の大魔道士であるチャーリー・ファインさん。まだ若い身でありながら格闘家として名高いヴァシル・レドアさん。特殊な形状をした片刃の剣カタナの使い手として剣士ならば知らぬ者のないトーザ・ノヴァさん。お三方ともそれぞれに個性的な性格の持ち主で、顔を合わせる機会こそ滅多にありませんが、私にとっては大切な友人達です。
13.…ところで、アンタも嫌ってる奴の一人ぐらいいるんだろう? 疎ましい、虫が好かない、むしろ憎んでいる奴。それは誰だ? 一体どうしてそんなコトになっちまった?
邪竜人間族であるが故に、個々の人格や事情にはまったく関係なく邪竜人間族全体を嫌っております。それは具体的に言い表せる理由のあることではなく、『光』の竜の一族として生まれた以上は避けて通れない感情なのです。
14.アンタが嫌って憎んでるそいつと…和解することは出来ると思うか? またわかりあえる日も来ると思うか?
和解する可能性はありません。わかりあう必要もないと考えます。
15.…当然、アンタ自身も他人から嫌われたり憎まれたりしている可能性がある。わかってるだろう? 心当たりはあるか? そのことを考えるとどんな気分になる?
『闇』の竜の一族は皆、同じ理由で私を嫌っているでしょうね。『光』と『闇』は対立すべき存在として世界に誕生したのですから、二つの竜の一族はこの世界の終わりが来ても憎み合うでしょう。それは当たり前のことなのです。私個人がどうこう感じるべき問題ではないと考えます。

 やれやれ、何とも部屋の空気が悪くなっちまったな。ちょっと窓でも開けるか。あと10個だ。ちょっと気分を変えようぜ。

16.アンタの『恋人』について聞こうか。今いるかい? あるいは片想い中とか? 照れてないでちゃんと答えろよ。いいことじゃねえか。
こっ、『恋人』ですか!? いえ、そのような方は…特別にお付き合いしているような女性は…かっ、片想い!? その、あの、何と申しましょうか…!(真っ赤)
17.アンタの『恋人』あるいは『片想いの相手』のことを教えてくれるか? どんな見た目だとか、どんな性格だとか。どっちもいない? じゃあどんな奴と付き合いたいか聞かせてくれ。いわゆる『好みのタイプ』って奴だな。
…その、そうですね、いえ、こんなコトここで言っても良いものかどうか…そのひとは…いつもまっすぐに前を向いて立っていて、他人を寄せつけないような雰囲気がありながらふとした折りに繊細な優しさを見せてくれて…きつい口調で遠慮なく思ったことを何でも話すから誤解されがちなんですが、素敵な方なんです。責任感が強くて、そのとき自分が出来る最善のことを常に考えていて…。ただ、ご自分の力に絶対の自信をお持ちになっているがために、何でも一人で抱え込んでしまうようなところがあって、ときにそれが非常に悲しく思えるときが…確かに、私は能力的にはそのひとに及ばないのかもしれませんが…それでも、そのひとの力になりたいと思う気持ちは誰にも負けないワケで…。って、いや、あの、いま現在具体的な相手がいるワケでは! いえ! 別に弁解ではなく!(真っ赤)
18.アンタの『好きな物』を聞こう。好きな動物、好きな食いモン、好きな色…何でもいいぜ。何でそれが好きなのかも思う存分語ってくれよ。
好きな動物、ですか。あまり意識したことはありませんが…馬とか、鳥とかでしょうか? 好きな食べ物は、海の幸をふんだんに使って素材の味を最大限に活かした味つけをしたような料理ですね。好きな色は、青と白です。
19.次はアンタの『嫌いな物』を話してもらおう。嫌いな動物、苦手な食いモン、気に入らない色…これも何でもいい。それのどこがどう嫌いなのかも聞かせてくれよ。
嫌いな動物ですか…動物というか、蛇はどうも。理由はよくわからないのですが、竜は蛇を苦手とするものなのです。父上も蛇だけはお嫌いのようです。苦手な食べ物は…食材の好き嫌いはないのですが、味つけが濃いものは少し…まったく受け付けないというほどではないのですが、なるべくなら口には入れたくないと思います。気に入らない色ですか。暗い赤や、黒に近い焦茶色などは気に入りませんね。
20.ところでアンタ、『ペット』とか飼ってるのかい。それはどんなモンだ? 飼ってない? じゃあ何なら『ペット』にしてみたいと思う?
ペットを飼った経験はありませんが…動物が身近にいる暮らしというのは楽しそうですね。自分で何かを飼いたいという気持ちは今のところありませんが…事と次第によってはグリフォンなら飼う準備が…!

 ヒトはてめえの好きなモンについて話してるとき、一緒に自分の一番深いところについても話してるんだって言うぜ。何が好きか、何が大事か。それがアンタだ。…さあ、あと5個。一気に答えてくれ。

21.オーソドックスだが…『趣味』は何だ? 寝るのも食うのも忘れて打ち込んじまうもの。一銭にもならねえのに必死になっちまうほど好きなものは?
剣の稽古に魔法の練習…他には、城にある図書室で本を読んだり。寝食を忘れて熱中出来るとまでは言えないのですが…。
22.アンタの『夢』は? 叶えたい願い、果たしたい約束、誰かのためでも、てめえのためでも。言ってみるかい。
ゆくゆくは父上のような立派な王になりたいと考えております。善竜人間族を正しく導くことの出来る、『光』の竜の王として相応しい人間になることが私の夢です。途方もない夢ですが、父上や同族の期待に応えるために、叶えなければならないものであると思っています。
23.アンタを生み出した『作者』に何か言ってみなよ。愚痴でも感謝の言葉でも。
その…これは特に愚痴というわけではないのですが、以前イラストに描かれていた頃の私は、前髪で左目が隠れるような髪型をしていましたよね? ところがよりによってそんな重大な外見的特徴を本文で描写し忘れていて、ここまで物語が進んだ今となっては出すに出せず…結局のところ作中での私の髪型はどうなったんでしょうか…? 愚痴ではないのですが、少しそれを知りたい気が…。
24.アンタを認識してくれる『読者』に伝えたいことがあるだろ? せいぜい気の利いた台詞を言ってみなよ。
ここまでのお付き合い、ありがとうございます。まだまだ未熟ではありますが、これからも精一杯頑張ってゆきます。
25.お疲れだったな、これがラストの質問だ。『自分自身』、アンタに向けてひとこと、言ってみな。何か言いたいことがあるハズだ。
『光』の名に恥じぬ正しき竜となるために、他にも己にも恥じぬ道を常に歩み続けること。自分の弱さから目を逸らすのではなくそれすら受け容れて、いつの日か立派な王になるために。

 たった25個の質問でアンタが全部わかるワケもないけどな、だがアンタを理解する手がかりにはなるに違いねえ。最後まで答えてくれて感謝するぜ。送って行こう。出口はあっちだ。

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