オリジナルキャラクターに25個の質問−Ver.Axelrod
オリジナルキャラクターに25個の質問[ Ver.Axelrod ]
 こんな辺鄙なトコまでよく来たな。まあ、適当に座ってくつろいでくれ。これからアンタに25個の質問をする。なるべく正直に答えてもらいたい。じゃあ、いくぞ。

01.まずアンタの名前からだ。ニックネームや二つ名なんてものもあるのならそれも聞きたい。
トーザ・ノヴァと申すでござる。仲の良い友人から呼び捨てで呼ばれる以外に仇名のようなものはないでござる。
02.年齢、生年月日、血液型、身長、体重、職業、家族構成…基本的なデータだな。はっきりわかってるものだけで構わないぜ。
年は18、身長は大体170、背丈のわりには痩せているとよく言われるでござる。職業、剣士でござる。剣の道に生き生涯を剣の修行に捧げる者。まだまだ未熟な身の上でござるが、ゆくゆくは歴史に名を記せるような名剣士になりたいでござるよ。家族でござるが、父上はすでに鬼籍に入られておられるゆえ、現在は母上と二人で暮らしておるでござる。
03.髪の色、ヘアスタイル、瞳の色、その他諸々、他人から見てもそうとわかる特徴について教えてくれ。
赤みが強い茶色の髪、ややくせっ毛で背中の半ばあたりまで長さがあるのを赤いリボンで一つにまとめてるでござる。拙者にしてもヴァシルにしても、髪を縛るのにリボンを用いているのは世間の常識とはちょっとかけ離れてるんでござるよ、やはりリボンは女性の装身具という認識がされてるでござるから…では何故わざわざリボンを使っておるのかと問われると、やはり気分としか答えようがないでござるなぁ。…少し話が逸れたようでござるな、面目ない。瞳の色は若草色。左の頬に十文字の目立つ傷痕があるでござる。
04.服装についてだ。アンタが『作品』の中で普段どんなカッコウをしてるのか。画像とかがあるならここで見せてもらいたい。
『キモノ』でござる。袖や裾が広いゆったりとしたつくりの衣服で、普段着として使用している人間は少ないようでござるな。
05.アンタが大事にしてる道具について。武器、防具、装飾品、小物…種類は問わない。特別愛着のあるものについて話してくれ。
父上の形見であり、レベラーズ家に代々伝わる家宝でもあるカタナ、『千早丸』でござる。『千早丸』は『千破矢丸』、千の矢をいちどきに破ると称されるほど軽くて扱いやすい名刀中の名刀でござるよ。

 なかなか真面目に答えてくれているようだな。助かるよ。質問はあと20個だ。もうしばらくお付き合い願うぜ。

06.定番の質問だが…アンタの『長所』だ。他の奴より優れている、これだけは誰にも負けねえ自信がある。それは何だ?
長所でござるか…はて、「年のわりには落ち着いている」とはたまに言われることがあるでござるが…はたしてそれを『長所』とまで読んで良いものかどうか。自分では特に思い当たらんでござる。
07.次は当然『短所』についてだな。はっきりと他の奴より劣っている、これだけはどうしても乗り越えられない弱点だ。…それは何だ?
「ぼんやりしていて頼りない」と言われることがよくあるでござる。確かに自分でもそう思うふしがなきにしもあらずでござるから…ううむ、しかしこの性格ばかりは持って生まれたものでござるゆえ、すぐには如何ともし難いでござるよ…。
08.アンタの『性格』。自分ではどう思う。他人からはどう見られてる?
まわりの皆からの意見をまとめると「落ち着いていて頼りない」ということでござるかな。…どこか矛盾しているような気がしなくもないでござるが…いや、拙者もその通りだと思うでござるよ。
09.その『性格』で「トクをした」ことはあるか? 逆に「ソンをした」ことは?
ううむ…トクもソンもこの性格のおかげで、となると拙者の記憶には特にはないでござるな。
10.アンタはどうしてそんな『性格』になったんだ? 昔々に『誰か』の影響を受けたのか…あるいは『何か』があったのか。話してみるかい。
人間は両親の影響を受けて育つものと言うでござるから…父上は非常に生真面目で自分にも他人にも厳格な人でござったからして、拙者の性格は母上に似ているのだと思うでござるよ。

 ちょっとめんどくさい質問が続いたかもしれねえな。まあ、質問はあと15個だけだ。もうしばらく我慢してくれ。

11.アンタに『親友』はいるかい? 普通のダチとは別格、二つと無い絆で結ばれた特別な存在だ。聞かせてもらえるか?
ただの友人ではなく親友、となると、やはりヴァシルとチャーリーでござろうな。チャーリーとは出会って数年とまだ付き合いが浅いところがあるでござるが…キツイ性格に思えて本当はきちんと優しいところがあるんでござるよ。何だかんだ言いつつも面倒見は良いし、責任感も人並み以上にあるでござるから。しかしながらひととなりを尋ねられて手放しで褒めてばかりでは親友とは言えんでござるから…ただひとつ難を言うならやはり女性というもの、あとほんの少しでも物腰柔らかくしとやかな振る舞いを心がけた方が良いと思わなくもないでござる。男だから女だからと差別したいわけではござらんが、あんなに尖った態度をとってばかりではせっかくの可愛いらしい見た目が台無しでござるよ。無用の対立や反感を生むような言動は避けるべきだと思うのでござる。ただ、最近ではチャーリーは意図的に反発されるようなことを言ったりしたりしているのではなく、自分でもどうしようもなく反射的にそのような行為をしてしまっているのではないかと思えるようになってきたのでござるが…。ヴァシルは拙者よりは一つ年上なのでござるが生まれたときからずうっと連れ立って遊んだ仲ゆえたとえ一年と言えど年の差があるなどと意識したことはござらんな。早とちりで喧嘩っ早いところがあるヴァシルをその都度諌めるのはなかなかくたびれるものでござったが、拙者にはない行動力や決断力には正直うらやましさを感じることもあるでござる。いつも屈託なく明るくておおらかで、何かあってもちっとも根に持たないところが潔く男らしいでござるな。寝て起きたらたいがいのコトは忘れるんだと本人が言っておる通りなんでござろうな。ふむ、ヴァシルの欠点はやはり他者に対する配慮が少しばかり欠けておるところでござるな。根は悪い人間ではないのでござるが…思ったり感じたりしたことをそのまま口に出してしまうのはやはり少しは慎んだ方が良いのではないかと思うでござる。もっともそれがヴァシルらしさであると言われれば反論は出来んのでござるが…(苦笑)。
12.『親友』じゃないダチのことも聞かせてくれよ。…ん? ああ、『ご友人』ってコトだな。たくさんいるかい。何人でも紹介してくれ。ダチは多い方がいい、賑やかで。
拙者達が暮らすシェリインは小さな村でござるからして、村の子供達は意識せずとも皆仲の良い友達になるでござる。年長の子供は実の弟や妹のように年少の子供の面倒を見て、年少の子供は兄や姉のように年長の子供の言うことを聞き、大抵は年齢の隔てなく全員で遊ぶものでござる。そんなわけで友人の数はなかなかのものと思うでござるよ。一人一人の名前を並べてゆくのは冗長に過ぎるゆえやめておくでござる。
13.…ところで、アンタも嫌ってる奴の一人ぐらいいるんだろう? 疎ましい、虫が好かない、むしろ憎んでいる奴。それは誰だ? 一体どうしてそんなコトになっちまった?
………。
14.アンタが嫌って憎んでるそいつと…和解することは出来ると思うか? またわかりあえる日も来ると思うか?
和解、など、思いつきもしなかったでござるな。
15.…当然、アンタ自身も他人から嫌われたり憎まれたりしている可能性がある。わかってるだろう? 心当たりはあるか? そのことを考えるとどんな気分になる?
無論、その可能性は存在するものでござろうが…拙者自身としては、他人のそのような感情はどうすることも出来んでござるよ。人を憎むには相応の理由があるものでござるから…ましてや憎まれている当人がそこに口を出すことなど、とても。しかしながら、万一それが誤解によるものであるのならば、歩み寄り話し合う努力はしてみたいと思うでござるが…。

 やれやれ、何とも部屋の空気が悪くなっちまったな。ちょっと窓でも開けるか。あと10個だ。ちょっと気分を変えようぜ。

16.アンタの『恋人』について聞こうか。今いるかい? あるいは片想い中とか? 照れてないでちゃんと答えろよ。いいことじゃねえか。
こ、恋人でござるか? 拙者にはまだそのような…なにぶんにも修行中の身でござるからして…(真っ赤)。
17.アンタの『恋人』あるいは『片想いの相手』のことを教えてくれるか? どんな見た目だとか、どんな性格だとか。どっちもいない? じゃあどんな奴と付き合いたいか聞かせてくれ。いわゆる『好みのタイプ』って奴だな。
異性の理想などとは考えたこともござらんが…やはり女性には何はともあれ優しくあってほしいと思うでござるな。
18.アンタの『好きな物』を聞こう。好きな動物、好きな食いモン、好きな色…何でもいいぜ。何でそれが好きなのかも思う存分語ってくれよ。
動物の中では猫が一番好きでござる。我が家でも三匹世話しているでござるよ。猫好きは母上の影響によるところが大きいでござる。食べ物の好き嫌いは特にはござらん。何でも出されたものを有り難くいただくでござる。強いて言うなら味つけのあっさりしたものが好みでござるかな。色についてはあまり考えたことがござらんなぁ。白や薄い緑のような、落ち着いていて自己主張の強くない色が好きでござる。
19.次はアンタの『嫌いな物』を話してもらおう。嫌いな動物、苦手な食いモン、気に入らない色…これも何でもいい。それのどこがどう嫌いなのかも聞かせてくれよ。
情けない話ではござるが、拙者、どうにもヘビが苦手なんでござるよ…あまり人には言いたくないのでござるが、ヘビを目にしただけですくみ上がって動けなくなってしまうほど苦手で…幸い日常暮らしている分にはヘビを見ることなど滅多にないのでござるがそれ故になかなか克服する機会がないのもまた事実…。他の動物や虫に対してはこのようなことはないのでござるが、何故ヘビだけがかように特別に恐怖の対象となるのか…小さな頃にヘビにまつわる事件があったとも聞かぬでござるし、全く原因はわからぬのでござるが…。
20.ところでアンタ、『ペット』とか飼ってるのかい。それはどんなモンだ? 飼ってない? じゃあ何なら『ペット』にしてみたいと思う?
先刻も申し上げた通り、拙者の家には猫が三匹いるでござる。名前は家にいる期間が長い順から、新月、三日月、暁。新月はその名が表す通りの黒猫で、三日月は背中にまるで刀傷のように見える大きな模様を持つ茶虎模様、暁は新月と同じような黒い毛並で四本の足の先だけが足袋を履いたように白くなっている子猫でござる。皆良い猫でござるが拙者の布団の上で積み重なるようにして眠るのだけは勘弁してもらいたいものでござるな…(苦笑)。

 ヒトはてめえの好きなモンについて話してるとき、一緒に自分の一番深いところについても話してるんだって言うぜ。何が好きか、何が大事か。それがアンタだ。…さあ、あと5個。一気に答えてくれ。

21.オーソドックスだが…『趣味』は何だ? 寝るのも食うのも忘れて打ち込んじまうもの。一銭にもならねえのに必死になっちまうほど好きなものは?
趣味と言えるかどうかはわからぬでござるが、自分のことよりは猫の世話を優先することが多いでござる。もっともこれは拙者だけではなく母上もそうなんでござるが…我が家ではおおむね人よりも猫の方が良いものを食べて良い場所でくつろいでいるでござるよ(笑)。猫の他は料理でござろうか。あまり上手いものではござらんよ。
22.アンタの『夢』は? 叶えたい願い、果たしたい約束、誰かのためでも、てめえのためでも。言ってみるかい。
拙者の夢はやはり、父上のような心身共に鍛え抜かれた立派な剣士となることでござる。まだまだ道のりは遠いでござるが、日々弛まぬ修練を続ければ必ずや果たせるはずでござる。
23.アンタを生み出した『作者』に何か言ってみなよ。愚痴でも感謝の言葉でも。
愚痴というほどのものではござらんが…未だに拙者の二人称が決まっていないのはいかがなものかと思うでござる…。
24.アンタを認識してくれる『読者』に伝えたいことがあるだろ? せいぜい気の利いた台詞を言ってみなよ。
ここまで読んでいただき、感謝するでござる。いっこうに終わりは見えぬでござるが拙者達の物語を最後まで楽しんでいただけたなら、それに勝る喜びはないでござるよ。
25.お疲れだったな、これがラストの質問だ。『自分自身』、アンタに向けてひとこと、言ってみな。何か言いたいことがあるハズだ。
剣は己の心を映し出す鏡。内に潜む迷いと弱さとを断ち切り、曇りなき精神で対することが肝要。───剣はいついかなるときも弱き者を守るためにこそあり、父上の名を汚さぬよう、真摯に剣の道と向き合ってゆくでござる。

 たった25個の質問でアンタが全部わかるワケもないけどな、だがアンタを理解する手がかりにはなるに違いねえ。最後まで答えてくれて感謝するぜ。送って行こう。出口はあっちだ。

質問提供:オリジナルキャラクターに25個の質問[ Ver.Axelrod ]

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